愚か者の戯言「込ボロ回収の変遷」

2016.08.19
祖父の時代、込ボロ回収はバタ屋とか寄屋とか呼ばれる業者からの買い取りだった。
父の時代に「チリ紙交換」が始まり、私の時代に「自治体回収」がそれに取って代わった。
そしてまた時代が移り、「古着店買い取り」が主流になろうとしている。
50円とか70円とか言われる回収費用を掛けた自治体回収品をわずか3円や5円で買う、そしてその差額は「税金」で補てんするという構図が初めから無理だったのかもしれない。
一時の海外古着ブームに乗って無秩序に雪崩込んできた新規参入者によって破壊しつくされた「回収モラル]は修復不能だろう。
いちウエス専業者に回収方法の変遷は直接影響ないが、座視できない問題もある。
現在の「古着店回収」は古着回収に極端に偏り、ウエス材の回収がおざなりにされていることだ。
喫緊の課題としてメリヤスの肌着やパジャマなどの寝具類、浴用タオルやバスタオルといったタオル類やシーツなどのウエス材も合わせて回収していただくよう古着店にご協力をお願いすることが重要になっている。
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