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愚か者の戯言 対馬が熱い

2013.07.11
201X年。対馬が熱い。
釜山からの定期船が入港すると港は韓国のおばちゃん達でごった返す。
対馬は韓国に近い。普通の船で2時間ほどで着くし、運賃も安い。
入国審査を終えると、港に迎えに来ているバスに乗り込む。誰かが誘導することもないが、いつものことなのだろう。
行く先は廃校。そのかつて教室だった部屋にうず高くボロが積み上げられている。
その前に準備されたプラスチック製の小さなお風呂で使う腰掛に腰を下ろすと、手慣れた手つきで仕分けてゆく。
もちろん黙って黙々となどとはいかない。声高な釜山訛りの韓国語で近くに陣取ったおばちゃん達との談笑に口も休まる時はない。
気に入った古着を大きな頭陀袋に詰め込んでゆく。
こうして予約した帰国の船の時間が来るまで、頭陀袋がいっぱいになるまで延々とその作業が続く。
そう、韓国釜山にある市場の古着屋のおばちゃんたちが買い出しに来ているのだ。
それはもうこの島に定着した風景だ。
古着でいっぱいになった袋は計量され、おばちゃんたちは代金を支払う。
頭陀袋は口を結き、目印のタグが付けられて、一か所に集められる。
定期船で運ぶには大きすぎる荷物は貨物船で釜山まで運ばれる。
一仕事終えたおばちゃんたちはバスに乗り込み港に向かい、出国手続きをして連絡船に乗り込み帰国してゆく。
かつて週1便だった定期船も平日は1日1往復している。
近々もう一隻投入されるらしい。
なんで平日だけ?だって土日は稼ぎ時。かつての原宿竹下通りのように身動きできないほどの人でごった返す市場で、買った古着を売りさばかなきゃ。
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