ウエスとは、機械手入れ用の雑巾のことです。
もう少し詳しく説明すると、家庭から出る古着などを再生して作る工場などで汚れた機械などを清掃する為に使う雑巾のことです。
雑巾というと皆さんは四角く折りたたまれてミシン掛けした物を想像されますが、ウエスは違います。
第一に折りたたんでミシン掛けしません。そこまでする必要もないし、だいいちコストがかかりすぎます。
第二にウエスは四角くありません。お客様のご要望で四角いウエスを作ることはありますが、ほとんどのウエスは切り開いただけの不定形です。なぜなら汚れた機械を清掃するのにそれで十分だからです。
各家庭などから集められた古着のうちで木綿素材のものを中心に約20%がウエス用として使われます。(ここでは詳しく説明いたしませんが勿論残り80%も有効に利用されます。)
また、最近ではホテルなどに寝具を回収し洗ってまた貸し出すリネンサプライ業者からの損耗品もウエスの原料として多く使われるようになっています。
話は違いますが、皆さんはウエスという言葉をご存知でしたでしょうか。
子供の頃、父親の職業を聞かれ自分自身判らずに答えに窮していました。この仕事に就いた頃、若い仲間が集まると必ず何の仕事をしているのかが話題に上ります。「ウエス屋」と答えますが十人が十人知りません。
知っている限りの事を話しますがまず理解してもらえません。私自身がどうしてこれで商売が成り立つのかなんとなく理解したような気になれたのに十年かかりましたので無理もありませんがその当時は焦燥感をつのらせていました。特に若い女性には話せば話すほど気持ちの離れて行くのを強く感じました。
最後に「屑屋さんね。」と言われもうそれ以上説明する気力を無くしたことは一度ではありません。
今でも、産業経済省の商品分類にすら計上されていません。
「八百屋さん」「魚屋さん」「床屋さん」と言って判らない人はまずいません。「ウエス屋」と言った時にすぐに皆が判ってくれる日が、そして少なくとも産業経済省の商品分類に計上される日が一日も早く来るようにこれからも精進してゆきます。
ウエスの主な生産工程は下記の通りです。
製造委託先である橋本繊維株式会社の生産工程です。
橋本繊維株式会社川口工場は川口保健所より“指令川口保第1876号”くず物取扱業に関する条例第4条の規定によりくず物取扱業の許可を受けた工場です。
梱包
製品倉庫各家庭等から回収された古着は主に下記のように再利用されます。
上記の他にも多種多様な利用をされています。そしてこれらはどれか一つだけで良いというわけではなく、相互に関連していて、どれか一つのマーケットが消失してしまっても経営は成り立たず、古着のリサイクルは出来なくなってしまいます。
全ての古着が有効に再利用されて初めてリサイクルの輪が完結します。
下記の物は残念ながら再利用できません。